2025明治安田J1リーグ第9節が6日に行われ、サンフレッチェ広島とセレッソ大阪が対戦した。
　首位鹿島アントラーズを破って4位に浮上した広島が、7試合ぶりの白星からの連勝を目指すC大阪を『エディオンピースウイング広島』に迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは15分、試合の主導権を握っていたC大阪が綺麗に広島を崩して先制する。チアゴ・アンドラーデが左から中央へと切り込んで相手を引きつけ、空いたスペースを駆けた北野颯太にスルーパス。北野がグラウンダーで折り返すと、ゴール前のルーカス・フェルナンデスが合わせて押し込んだ。
　しかし、その直後に広島が追いつく。ロングボールに抜け出したジャーメイン良が、落ち着いてファーの新井直人にパス。新井は左足で合わせて流し込んだ。
　同点で折り返すと、後半も一進一退の攻防が続く。待望の勝ち越し点が生まれたのは86分、広島が逆転に成功する。ロングスローの流れからゴール前で混戦となり、最後は荒木隼人が押し込んだ。
　試合はこのまま終了し、広島が2連勝、C大阪は3試合ぶりの黒星となった。広島は今節引き分けたFC町田ゼルビアと勝ち点「17」で並び、敗れた鹿島をかわして2位に浮上した。
　次節は12日に行われ、広島はホームでファジアーノ岡山と、C大阪はホームで鹿島と対戦する。
【スコア】 
サンフレッチェ広島　2－1　セレッソ大阪
【得点者】 
0－1　15分　ルーカス・フェルナンデス（C大阪） 
1－1　18分　新井直人（広島） 
2－1　86分　荒木隼人（広島）